メダカが水面近くに浮いたまま動かなかったり、口をパクパクさせたりしていると、「病気なのでは?」と心配になります。
ただし、水面近くにいるだけでは原因を判断できません。大切なのは、呼吸・泳ぎ方・食欲・ほかのメダカの様子を一緒に確認することです。
酸素不足や水質の悪化、病気など、考えられる原因を順番に確認していきましょう。
水面にいるだけならすぐ異常とは限らない
メダカが水面近くを泳いでいるだけなら、それだけで病気と決めつける必要はありません。
注意したいのは、普段と比べて明らかに様子が違う場合です。
たとえば、水面で口をパクパクし続ける、ほとんど動かない、体が傾く、餌を食べないといった変化がないか確認します。
特に複数のメダカが同時に水面へ集まって苦しそうにしている場合は、飼育環境に問題が起きている可能性も考えて、早めに確認しましょう。

メダカが浮く原因として考えられること
水面から離れない原因は一つではありません。
まず確認したいのが、酸素・水質・体調の3つです。
酸素が不足している
水面近くで口をパクパクさせる「鼻上げ」は、水中の酸素が不足しているときに見られる行動の一つです。
日本動物薬品では、エラに寄生を受けたりエラの機能が低下したりした場合にも、酸欠状態になって鼻上げが見られるとしています。
特に水温が高い夏場や、容器に対してメダカの数が多い環境では酸素不足に注意が必要です。GEXでも、高水温や飼育数が多い場合はエアレーションの使用を案内しています。
エアレーションが必要になる環境について詳しく知りたい場合は、こちらの記事で確認できます。

水質が悪化している
食べ残した餌や排せつ物が増えると、飼育水は少しずつ汚れていきます。
GEXでも、餌をよく食べる時期は飼育水が悪化しやすく、食欲が落ちた場合などには水換えを行うよう案内しています。また、夏は水温上昇によって水の傷みや酸欠が起こりやすい時期です。
水が濁っている、においが変わった、最近水換えをしていないといった場合は、水質も確認しましょう。
病気で体調を崩している
水面でじっとしている場合は、病気によって弱っている可能性もあります。
たとえばGEXでは、水カビ病が進行したメダカについて、食欲がなくなり、うまく泳げず、水面近くでじっとする症状を紹介しています。
ただし、「水面に浮いている」という症状だけで病名を決めることはできません。
白い点や綿のような付着物、ヒレの傷み、体をこすりつける動きなど、ほかの症状も合わせて確認することが大切です。
メダカが浮いているときの対処法
異変を感じたら、いきなり薬を使うのではなく、まず飼育環境を確認します。
水温とほかのメダカを確認する
最初に水温を確認し、ほかのメダカにも同じ症状が出ていないか見ます。
複数匹が一斉に水面でパクパクしているなら、個体だけではなく水槽全体の環境を疑います。
水が汚れていたら一部を水換えする
水質悪化が考えられる場合は、カルキを抜き、水温を合わせた新しい水で一部を交換します。
急激に環境を変えるとメダカへ負担がかかるため、慌てて全量を交換するより、状態を見ながら慎重に行うことが大切です。
基本的な水換え方法を確認したい場合は、こちらの記事につなげられます。
酸素不足が疑われるならエアレーションする
口をパクパクしている場合は、水面を動かして酸素が取り込まれやすい状態を作ります。
フィルターから戻る水で水面が十分に動いている場合も酸素交換は行われますが、高水温や過密飼育では追加のエアレーションが役立つことがあります。

病気が疑われてもすぐ薬を入れない
メダカが浮いているからといって、原因が分からないまま治療薬を入れるのは避けます。
病気によって適した治療薬は違い、薬浴が必要ないケースもあります。
まず飼育環境を確認し、体表やヒレなどに病気特有の症状がないか観察しましょう。状態が悪化している場合は、症状に合った対処を検討します。
原因が分からない状態で薬や塩を追加すると、メダカへ余計な負担をかける可能性があります。まず状態を確認することが先です。
まとめ
メダカが水面に浮いているときは、浮いていることだけで病気と判断しないことが大切です。
水面で口をパクパクする、動かない、餌を食べない、体が傾くなど、ほかの変化も確認しましょう。
酸素不足が疑われる場合は水温や飼育数を確認してエアレーションを行い、水質が悪化している場合は慎重に水換えします。
それでも改善しない場合や、体表・ヒレなどに異常が見られる場合は、病気の可能性も含めて原因を探していきましょう。



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